錦 帯 橋
山口県岩国市にある1673年に三代目岩国藩主吉川広嘉(きっかわひろよし)によって創建された世界で唯一の木造5連アーチ橋です。




全長約193M、幅5M、1つの橋の長さおおよそ35Mで中央の3連橋は美しいアーチ状のカテナリー曲線を描いています。

このカテナリー曲線というのは重力に逆らわない自然な形の為に安定性があり構造的な強度も非常に高いそうです。
錦帯橋の強度試験では実際に1000人の人が乗って安全性を確かめたそうですが構造計算上では180トン、約3000人までは大丈夫だそうです。



なぜこんなに手間のかかった美しい橋を三代目藩主の吉川広嘉が建造したかというと吉川家が居住する
岩国城は蛇行する錦川を天然のお堀としていましたがその錦川によって城下町が分断されてしまったため橋は岩国にとって重要なものでした。

また錦川は時々氾濫を起こしその度に橋は流出してしまうため流されない強固な橋として橋脚の少ないアーチ橋としたそうです。






他に1615年に江戸幕府より一国一城令が制定され(毛利藩は萩城があったため)岩国城は取り壊されてしまったため
お城に代わるシンボルとしてここまで美しい橋を建設したとも言われています。



橋脚の無い橋は山梨県大月市の七世紀創建の猿橋を、アーチ橋は長崎の眼鏡橋を参考にしたという事です。

2009年8月の眼鏡橋


創建後わずか8カ月で流出してしまったのですがそれはこの橋台部分が強い流れによって掘り起こされてしまったためだそうです。
その対策をして5ヶ月後に再建したそうです。
土台部分は流れに強い紡錘形をしており橋台の下も強い流れによってえぐり掘り起こされない様に岩をタイル状に敷き詰めています。


その後、昭和25年に256年ぶりに流出してしまいますがこれは長年河川部分をメンテナンスせずに放置していたためといわれていて
2001年に50年ぶりに全面架け替え工事が行われて現在に至っています。
2005年に第一橋の橋脚部分が流されましたが第一橋本体は無事だったという事です。

錦帯橋を渡るために入橋料(300円)が掛かりますがこれは今後の架け替えを含むメンテナンスの費用のためですので
未来にこの美しい橋を残すためにも行った際には橋を渡ってみるのが良いでしょう。

他に車で訪れる場合は駐車料金が500円掛かりますがGWやお盆などの頻繁期でも駐車に困った事が無い優良な名所と言えるでしょう。

実際に渡ってみると第二・三・四橋は結構傾斜がきつく寝不足のフラフラしている状態で渡ると転がり落ちそうにも感じられます。



釘を一本も使用しておらず、また中央の要の棟木を一本外すと崩れるともいわれていますが
本当に美しさを感じるのは橋を下から眺めた時かも知れません。



こちらは昭和37年に復元された岩国城です。




岩国城へはロープーウェイ+徒歩10分ほどで行く事が出来ます。



岩国城付近より眺めた錦帯橋(2007年夏撮影)


天守閣からは瀬戸内海も眺める事が出来ました。




錦帯橋を対岸の岩国城側へ渡ると吉香公園という広い公園が整備されています。
上はまだ午前10時前だったため噴水が出ていませんが噴水が出るとこんな感じです。↓



近くには岩国美術館や白蛇神社などがあります。



白蛇神社では珍しい白蛇の観覧も出来ます。

こんな不思議な出来事もあったみたいです。


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錦帯橋の付近では近年ソフトクリームも名物になっているみたいで実は今回訪れたのはこのソフトクリームを食べるのが主な目的でした。


こちらは佐々木屋"小次郎"商店



こちらは"むさし"



自分の店こそが日本一だと呼子が外に出て大きな声を出して競い合っているのが面白かったです。





帰りは橋の入場券を見せれば通過できます。



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2010年5月作成
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